間違いメール2・高級コスメセットの注文控え
7、8年ほど前の話です。私のgmailにオンラインショッピングの控えメールが届きました。
まったく覚えのないネットショップの名前。
購入したのは8万円ほどの高価な化粧品一式。
結構なお値段に、ビックリしました。
それともどこかでスキミングされた?
【すべきこと】
パニックになりましたが、そうなった場合にすべきことは
- ネットショップに連絡し、配送手続きを止めてもらう
- クレジットカード会社に連絡し、カードを止めてもらう
- 警察に届ける
です。
(まずはネットショップに連絡しなくては…)と、届いたメールをよく読んでみると、そこにはショッピング内容のほか、注文者の名前、メールアドレス、電話番号、配送先住所も載っていました。
名前とメアドは私と同じ。
でも、電話番号と配送先住所は全く違います。
【選択肢】
可能性は二つ。
- A. 誰かが私のカード情報でショッピングをした
- B. 誰かが自分の登録情報を間違えた
どちらだろうかと考えます。
Aならかなり大ごとですが、もはや犯人の情報は上がっています。
クレジットカードは紛失してはおらず、手元にありますが、スキミングされた場合に、すでにカード情報は盗られています。
自分のカードの利用状況を確認しましたが、特に使われた記録はありません。
ただ、クレジットカードの場合は、ネット上に反映されるまでにタイムラグがあり、表示されるのに数日かかる場合もあります。
それでも、Bの可能性の方が高いでしょう。
つまり、ショッピングは彼女のカードできちんと済ませたのに、メアド登録の段階で打ち間違えたため、連絡が間違いメアドの主、私の方に届いたということです。
それならば、私のカードは無傷のまま。
単なる間違いメールになります。
【連絡するか無視するか】
このメール、読まなかったことにして、そっとゴミ箱に入れることもできます。
自分に関係のないことは、関わらないに越したことはありません。
でも、これは買い物の控え。これが自分なら、大きなショッピングをした当人は、ショップからの連絡が来ないと不安になってしまいます。
悩んでいるうちに、ネットショップより「配送予定日が決まりました」という次のメールが届きました。
ううむ。何日に品物が届くのかは、当人も知っておいたほうがいいですよね。留守にしてしまうこともあるし。
それに、この分だと、今後もこのネットショップからどんどんメールが来そうです。
【とった対策】
悩んだ結果、本人に連絡することにしました。
今、同じ状態になったのならば、ネットショップの方に連絡を入れますが、このときは、あまりに個人情報がこちらに漏れすぎていたため、直接本人の連絡先の携帯番号にかけることにしたのです。
電話はすぐにつながったものの、さてどう話し出せばいいのかと、悩みました。
相手にとってみれば、何者かが見知らぬ番号から電話をかけてきて、とつぜん
と妙ちきりんなことを言い始めるわけですから、怪しすぎますよね。
さらに唐突にややこしい話を始めるので、怪しさは増すばかりだったことでしょう。
こちらも、緊張しているため、説明もわかりづらかったと思いますが、なんとか
という私の依頼は伝わりました。
本人が登録情報を訂正してくれて、一件落着。
ネットショップの方からのメールも来なくなりました。
どうしてネットショップの方に連絡しなかったのかというと、自分が知らない小さな会社だったのと、顧客の個人情報を全てメールに載せていることに少し不信感を持ったから。
かといって、本人に直接連絡したのは強引だったという反省もあります。
自分も緊張したし、アナザー浦島太郎さんをびっくりさせてしまいました。
自分がされた側だったら、とても怖かっただろうと考えると、申し訳なく思います。
こうなった場合、やはり基本はメール送信元のネットショップに連絡することです!
その後、個人情報保護も以前より強化され、今ではショップの方もおいそれと顧客情報をメールで流さなくなっているので、どちらに連絡するかと悩むことはおそらくないでしょう。
【その後】
変なきっかけでやり取りをした私たちですが、同姓同名の浦島太郎というよしみで、その後もお互い連絡を取るようになりました。
話してみて、とてもいい人だとわかったのです。知り合いになれてハッピー。
でもこれは、たまたまうまくいったパターンでしょう。