まだまだメジャーではない東洋医学。どんなものか、西洋医学と東洋医学はなにが違うのか、市販薬ではない漢方治療とはなにかなど、よくわからない人が多いのではないでしょうか。
この記事は、管理人が東洋医療を受けた体験を元にまとめました。
- 西洋医学と東洋医学の違いを知りたい人
- 漢方を処方してもらって無理なく健康になりたい人
- 東洋医療を受けてみたいけれど踏ん切りがつかない人
こちらの記事は、個人の体験を元にしたものです。内容は執筆者個人の見解によるもので、全ての方への有効性を保証するものではありません。あくまで参考の一つとしてお読みください。
似た症状にお悩みの方も、適切な医療機関での受診・治療をお勧めいたします。
貧血で受診したい
大切なのは適切な治療
貧血持ちの女性はとても多いですね。日常生活上は大きな問題はなくても、忙しかったり体調が悪かったりすると、めまいや立ちくらみといった症状が出ることがあります。ひどい時には立っていられなくなって、周りに迷惑をかけてしまうことも。
貧血は、きちんと治しておかないと、いつつらい思いをするかわからない、隠れた病気です。
管理人も十代の頃からずっと貧血状態が続いています。今すぐどうこうしなくてはいけないという緊急性は低いのですが、普段の食生活で鉄分多めの食事を心がけていてもなかなか治らない、しぶとい病です。根本から完治させるには、時間をかけてしっかり向き合わなくてはいけないようです。
また貧血は、ずっと同じ症状が続くわけではありません。普段は気にならないほど軽いからといって、何もせずに放置していると、知らぬ間に症状が悪化してしていることもあります。
貧血の症状が続く時には、病院で診てもらって適切な処方を受けることにしましょう。
西洋医学か東洋医学か
病気にかかると、人は病院に行き、治療を受けます。ただ、世界中の人が同じような治療を受けているわけではありません。
日本では、採血や注射、手術をほどこす西洋医学治療が一般的ですが、隣国中国では東洋医学がメインです。
国内には東洋医学の治療院はとても少ないものでしたが、最近では漢方の人気もあって、少しずつ数が増えています。
管理人はこれまで行きつけの西洋医学の病院で貧血を診てもらってきました。ただ西洋医学にはこれといった貧血の治療法がなく、鉄剤を処方されるほかは、鉄分を多く含む食物の摂取を指導されるくらいしかありません。
そこで、今回は東洋医学の医師に診てもらうことにしました。
中国での受診体験
かれこれ25年ほど前の話になりますが、東洋医療の本場中国で治療を受けたことがあります。
当時の北京は排気ガスの規制がなかったために空気が悪く、ツアー旅行中に痛めた喉が日に日に悪化していきました。とうとう食事もとれなくなったので、ガイドさんに病院に連れて行ってもらうことに。
到着した建物には「軍事病院」の看板が下がっていましたが、大きな建物の割に、ほとんど人がおらず、暗くてシーンとしています。(軍の病院?いいの?)と、おじけづきながらの診療となりました。
診療室にいたのはお爺さん先生。通訳を通じて私の症状を聞き、舌の状態を見た後で、突然手をグーにして、こぶしを私の鳩尾(みぞおち)に入れてきました。
びっくりしていると、さらにグリグリと押してきました。
異国の地で、会ったばかりの言葉の通じないおじいさんに、手加減なくグイグイおなかを押されるという、あまりに驚きの状況。
一瞬喉の痛みを忘れるほどのカルチャーショックを受けました。
処方してもらった漢方薬は、漢字だらけで読めませんでしたが「蛇」の文字があったので(もしや蛇の粉末が入ってるのでは?)と不安になりました。
今思えば消炎に効く「白花蛇舌草」だったのかもしれませんが、その時は治療法・処方薬ともに、衝撃の体験でした。
長い年月が経った今でもその記憶は鮮明に残っていおり、本場の東洋医学は、みぞおちをグイグイ押して触診するものだと思っています。
多少の痛さは覚悟しなくてはなりません。
東洋医学の治療院
病院の探し方
以前より増えてきたとはいっても、東洋医学の医院は西洋医学に比べてまだまだ少数です。
家の近所で受診したという人のことも聞かないため、どの先生が評判がいいのかもわかりません。
そこで、ネット上に口コミが載っている病院検索サイトを参考にして、家から徒歩圏内にあり、評判がまずまずの医院を選びました。
オリエンタルな診察室
訪れた診療所は、少し変わっていました。
普通、病院内はクリーンで明るいものですが、そこの待合室は薄暗い照明。
待合室には水晶玉を持った龍の置物や紫水晶が飾られており、中国風。本棚には、漢方の本がずらりと並んでいます。
すでに数名の患者さんが順番待ちをしていました。平日の午後だったためかか、その時にいたのは女性ばかりでした。
東洋医学の診察法
会話はなし
初診なので、まずは問診票を記入します。
自分の番になり診察室に入ると、初老の男の先生が座っていました。
普通は、医師が問診票を見ながら「今日はどうされましたか?」と尋ね、患者が症状を伝えますね。でも、ここでは違っていました。
呪文のような言葉
先生は、私をじっと見て
と言われました。
独り言なのか話しかけられているのかわからず、返事ができずに黙っていると、先生はどんどんしゃべり続けました。
「キキョー」や「タンケイ」という単語が聞き取れますが、言葉の意味は、まったくわからず、呪文のようです。
先生のつぶやきが終わるまで、邪魔をしないように黙っていることにしました。
呟きは長く続き、いつしか「○○か・・・△△か・・・」と、今度は治療法か薬の名前を呟き始めました。
患者はだんまり
私ははじめの挨拶以来、口を閉ざしたまま。
自分がどんな症状で、何を診てもらいたいのかも、まったく伝えていません。
事前に問診表を書いているので、最低限の情報は伝わっているはずですが、言葉を交わしての問診はありません。
先生は、ただ私の顔色を見て、診察していました。
れーちゃんに教えてもらった先生に似てるー☺
ゴエちゃんもレーちゃんも、オリエンタルな先生に診てもらっているのね~。
やっぱりこういう感じなんだ。それなら私も続ける勇気が出るわ(^O^)!!