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2mってどのくらい?(考えよう、ソーシャル・ディスタンス)

ソーシャルディスタンスの2メートル
前のページからの続きです。

一人ひとりの意識が大切

キープディスタンスの難しさ

しかし、この距離を保つのは、なかなか難しいことです。
自分では心がけるようにしていても、一人でできることではありません。
お互いに協力しないと、距離は保てないものですから。

道端で人とすれ違う時に、ぶつからないよう反対側に移動しても、相手も同じ方にやってくる場合があります。
エスカレーターに乗る時には、さりげなく足踏みをして、前の人との距離を空けて乗るようにしていますが、後ろから来た人がすぐ背後に距離を詰めてくると、効果がなくなってしまいます。

そこでくしゃみをしたら、前にいる人に迷惑がかかるので、後ろに立つ人ほど距離を気にする方がいいと思うのですが。

信号が青になるのを待つ人々も、以前より気持ちばらけてはいるものの、手を伸ばせば届く範囲に密集していて、気になります。うっかりすると「濃厚接触」ですが、そもそも気にしている人が少ないように感じられます。

「密です」

海外では、距離のことを厳しく周知させていますが、日本政府はあまり広報していません。TVでも、リモート中継やアクリル板の使用といった、番組内でのソーシャルディスタンス対策は見られますが、視聴者の私たちに向けて距離を取ることを強く訴える番組は、ないように思います。
それが人々にさほど浸透していない原因でしょうか。

「ステイホーム」にはみんな従ったのに、なぜ「ソーシャルディスタンス」は守れないのでしょう?
守れないというよりも、あまり危機感を感じていないのではないでしょうか。
都知事の「密です」発言が話題になりましたが、もっと言ってもらう方がよさそう!

最後に

なかなか難しいソーシャル・ディスタンス

世界中が、まだまだウイルスとの戦いの中にいます。
外出はできるだけ控えて「ステイホーム」し、家の外では「ソーシャル・ディスタンス」を取るようにしましょう。

それにしても、長いカタカナって、どうもしっくりきませんね。
浸透しないのは、なじみにくい言葉のせいでしょうか?

間合いを取ろう

サムライとニンジャの国・日本なら、こう言う方がピンと来るかもしれません。

間合いを詰めない!

剣道や柔道では、攻めの時には「一気に間合いを詰める」ことが勝利への道とされますが、守りの時には逆に「間合いを取る」ことが大事。


新型コロナウイルスという見えない巨大な敵に負けないためには、むやみに動かず、守りを固めることが大切です。
元より空間や空白に意味を見出すことに長けている私たち日本人。
この言葉の方が、感覚的にわかりやすいのではないでしょうか。

自分とみんなのために、距離感を意識するように、心がけましょう!

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りか
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