近年、働き方改革のひとつとして「テレワーク」を導入する会社が増えてきました。
新型コロナウイルス感染予防のために、国を挙げての自粛期間となり、あれよあれよという間にテレワークをすることとなった方も多いでしょう。
なんだかよくわからないまま自宅勤務に取り掛かる前に、テレワークの歴史的な流れから、その長所や問題点について、理解しておきましょう。
- テレワークをすることになった人
- テレワークの歴史について知りたい人
- SOHO、ノマドとの違いを知りたい人
- メリットとデメリットを知りたい人
- 快適にテレワークを行いたい人
テレワークとは
テレワークとは、情報通信技術を活用して、オフィスに通勤しなくても、自宅やカフェといったインターネット環境のある場所で仕事に従事する、場所や時間に縛られない働き方のことです。
テレワークの種類
テレワークは大きく3種類に分けられます。
- 自宅で勤務する「在宅勤務」
- 顧客先やカフェ、移動中に仕事をする「モバイルワーク」
- 勤務先以外のオフィスでの「サテライトオフィスワーク」
外資系企業やアートな人ばかり?
世の中に、少しずつテレワークが認識されて、仕事のやり方の一つとして拡がりつつあると聞いてはいても、それはあくまで大手外資系企業やアート関係の仕事の人に限られること。
一般の勤め人には縁遠い話だと思っていました。
そう、新型コロナウイルスが発生するまでは…。
テレワークの意味
テレフォン(
でも、電話は関係ありません。
電話は関係ない
Tele(テレ)とは「遠い、遠距離」という意味で、テレワークは「tele(離れた場所)」+「work(働く)」の造語です。
テレパシー(Telepathy)も電話ではありませんね。
ちなみに「テレコール(電話勧誘販売)」や「テレアポ(電話営業)」の「テレ」は、どちらも「テレフォン」を省略した言葉です。
昭和時代のテレゴール
ちょっと話が脱線しますが、家に黒電話があった昭和の頃、電話保留中に受話器を置くとメロディが流れる「テレゴール」がありましたね。
テレゴールとは、「テレフォンオルゴール」の意味。つまり電話と関係のある言葉です。
テレワークの歴史
アメリカ発祥
テレワークはもともと、ネットワーク導入・普及の早かったアメリカの企業で導入されていました。
1980年代に、外資系企業の日本支社や、アメリカ留学帰りの起業家がテレワークを導入したことで、徐々に日本にも広まっていきました。
日米で異なる導入目的
アメリカから広まったテレワークでしたが、導入する目的が日米では違っていたのです。
- アメリカ・・・国が広いため、長距離出勤の負担をなくそう
- 日本・・・・・女性社員の結婚や出産による退職を防ぎたい
アメリカは車社会なので、日本のような通勤ラッシュはありませんが、州を超えての出勤ともなると、たいへんな長距離移動になります。その苦労を軽減するために、テレワークという働き方が生み出されました。
一方日本は、戦力として育てた女性社員を寿退職で失うのは損失につながるため、企業としてはなんとか防ぎたいところ。そのために採り上げられた、在宅勤務という働き方になります。
とはいえ、発足当時にはテレワークのツールとなるべきネットワークがまだ普及していなかったため、テレワークで行える仕事はかなり限定的な作業に留まり、内職の意味合いが強いものだったようです。
バブル期前後
バブル期には、土地の高騰により都心部に住めない人が増え、人口のドーナツ化現象が起きました。
その措置として、テレワークが脚光を浴びましたが、バブル期間が短かったこともあり、あまり定着しないうちにバブルが崩壊した後は、テレワークは下火となりました。
政府の後押し
それ以降、パソコンやインターネットの利用が一般的になるにつれて、テレワークという勤務形態が再び導入されるようになります。
2006年に、政府が「2010年度までにテレワーク人口の倍増」という目標を掲げたことで、テレワークが再び注目されることとなりました。
りかちゃんも、ついにテレワークデビューなのね!働き方が変わるのは大歓迎なんだけど、会社って場所で毎日、みんなで顔を合わせることが少なくなると、逆に、凄くコミュニケーション能力が高い人しか、生き残っていけなくならないかなあ。
そんな心配はともかく、今のコロナを乗り切っていくことが一番、大事だよね。また、りかちゃんと、楽しくハイキングが出来る穏やかな時間が戻ってきますように!
ゆみこちゃん、コメントありがとう!
確かに、チームワークでやっていく仕事だと、テレワークで足並み備えるのは大変ね。
さっそくうちも、スタッフでWeb会議をやりました。
それでなんとかやれるなんて、便利な世の中になったな〜と思うわ。
ハイキング行きた〜い❗️落ち着いたら繰り出そうね😉