国内の協会と学会
国内のテレワーク関連の団体は、日本テレワーク協会や日本テレワーク学会などがあります。
私は10年ほど前に学会の関係者と仕事をしたことから「テレワーク」という言葉を知りましたが、当時は「SOHO」や「ノマド」という言葉もなく、全くメジャーな概念ではありませんでした。
言葉の違いについては、次に記載します。
導入は難しいとの見解
当時の関係者の方々は
「会社勤めが基本である日本では、なかなかテレワーク推進活動が広まらない」
「日本の業務形態にテレワークを導入させるのは難しい」
と、よくこぼされていたものです。
急な広がりによる影響
そんな関係者たちも、今ではインタビューの依頼が増えて大忙しとのこと。
まさかこんな形で、テレワークの概念が一気に日本全国に広まるとは思っていなかったことでしょう。
SOHO、ノマド、フリーランス、リモートワーク
ここで、似たような言葉と比べてみましょう。
SOHOもノマドもフリーランスも、テレワークとは違う意味合いですが、リモートワークは同義です。
SOHO
SOHOは「Small Office Home Office」の略。
自宅兼オフィスでビジネスをすることを意味します。
なじみがなさすぎて、初めて聞いた時には、ロンドンやニューヨーク、香港にあるソーホー地区(Soho)のことかと思いましたが、全く関係ありませんでした。
ノマド(ノマドワーカー)
ノマドは「遊牧民」のこと。「定住地を持たず移動しながら暮らす人」という意味から派生して、「時間と場所にとらわれずにパソコン1台で働く人、もしくは働き方」として使われています。
SOHOとノマドワーカーは、少し違います。
- SOHO・・・基本的に、自宅がオフィスを兼ねている
- ノマドワーカー・・・オフィスを必要とせず、カフェや旅先などでも仕事をする
フリーランス
フリーランスは「特定の企業や組織に属さず、契約を交わして仕事をする独立した個人事業主」のことです。
ノマドと混同されることが多いですが、少し違います。
- ノマド・・・オフィスを必要とせず、カフェや旅先などで仕事をする
- フリーランス・・・ノマドのようにオフィス以外の場所で働く人も、会社員のようにオフィス内で働く人もいる
そのため、必ずしも「ノマド」=「フリーランス」とは限りません。
テレワーク/リモートワーク
会社との雇用関係を維持しつつ、在宅で勤務する形態です。
家で仕事をするためフリーランスのようですが、特定の企業や組織に属しているため、個人事業ではなく会社員です。
テレワーク実践
2020年4月の政府緊急宣言
2020年4月に「新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐ政府緊急宣言」が発表されました。
東京都知事や首都圏の県知事の外出自粛要請を受けて、多くの会社がテレワーク形態を導入することとなりました。
在宅勤務でのテレワーク
ここで、先ほどのテレワークの3パターンを振り返りましょう。
- 自宅で勤務する「在宅勤務」
- 顧客先やカフェ、移動中に仕事をする「モバイルワーク」
- 勤務先以外のオフィスでの「サテライトオフィスワーク」
ここでいうテレワークとは、1番の「在宅勤務」を意味します。
緊急宣言下においてカフェもオフィスも閉鎖になるため、2番の「モバイルワーク」と3番の「サテライトオフィスワーク」はナシです。
オフィス通勤自粛
日常をがらりと変えるほど恐ろしい威力を持つウイルスが世界中に広がる大事態となり、それまでの日常は見事に一変しました。
(うちの職場はやらなそう)と思っていた人は多かったことと思いますが、誰もが突然の環境の変化にめんくらいながら、外出を控えることになったのです。
もはやオフィスの電話が鳴っても、取る人は誰もいません。
とはいえ、仕事相手もテレワーク中なので、電話は鳴らなそうですね。
りかちゃんも、ついにテレワークデビューなのね!働き方が変わるのは大歓迎なんだけど、会社って場所で毎日、みんなで顔を合わせることが少なくなると、逆に、凄くコミュニケーション能力が高い人しか、生き残っていけなくならないかなあ。
そんな心配はともかく、今のコロナを乗り切っていくことが一番、大事だよね。また、りかちゃんと、楽しくハイキングが出来る穏やかな時間が戻ってきますように!
ゆみこちゃん、コメントありがとう!
確かに、チームワークでやっていく仕事だと、テレワークで足並み備えるのは大変ね。
さっそくうちも、スタッフでWeb会議をやりました。
それでなんとかやれるなんて、便利な世の中になったな〜と思うわ。
ハイキング行きた〜い❗️落ち着いたら繰り出そうね😉