ガーデニング

庭の植木が育ちすぎたら、どうすればいいの?

育ちすぎた庭の木に悩む家族
前のページからの続きです。

業者の決定

考えた末に、今回はホームセンターを通じて業者さんに依頼することに決めました。
決めた業者はクイック・ガーデニング社「植木屋革命」というHPを持っており、オリンピックのほかにもカインズなど、ホームセンター26社と提携しているとのことです。(2020年4月現在)

ホームセンターってそんなにたくさんあるんだね!

申し込み

依頼をする際には、オリンピックの園芸コーナーで申込用紙に必要事項を書きます。
「連絡先」のほか、「どのくらいの大きさの木」を「何本」、「どうしたいのか」、というような依頼内容を細かく記入する欄があります。

それを埋めてオリンピックの店員さんに渡すと「後日、担当者から電話があります」と言われました。

事前の下見

翌日、オリンピックから連絡を受けた業者さんから我が家に電話がありました。
まずは、事前の下見に来る日を決めます。
下見の日、状況確認をした業者さんは、その場で見積もりを出してくれます。
「庭木1本からの明朗会計」としてHPに提示されている料金の通りだったため、お願いしました。

費用は、木のサイズによって変わります。
低木(高さ0.5~1.5m)、中木(高さ1.5~3m)、高木(高さ3~4m)といった高さのほか、葉渡りや直径でも費用相場が異なり、さらに使用する重機の重量も関係します。

実際の植木の状況を見てもらった上で見積もりを出してもらったので、現状ベースの内容となります。
そのため、実際に作業を依頼したあとで料金が変動することは、原則ありません。

 

伐採と抜根

見積もりには「伐採」と「抜根」という2つの項目があり、言葉の違いについて説明してもらいました。

伐採とは

「伐採(ばっさい)」とは、樹木の幹を地面から50~60cmくらい上の位置で切除する作業です。
この場合、切るのは幹や枝葉で、切り株は残ります。

抜根とは

「抜根(ばっこん)」は、切り株や、地中に張り巡らされている根まで、すべて取り除く作業になります。
根の回りを掘り、幹を揺さぶってグラグラにしてから引き抜きますが、大木であればあるほど大変な作業になり、大型機械を使うこともあります。

伐採と抜根では切り方が変わるんですね。町を歩いていると、遊歩道の街路樹が切られて切り株が残っていたりしますが、あれは「伐採」。

我が家は、根っこまですべて抜いてもらう「抜根」をお願いしました。
手間がかかる分、料金は「伐採」よりも高くなりますが、切り株を残しているとつまづいて危険ですし、いずれ切り口からまた若木が伸びてくることになるでしょう。
庭を平らに戻したいという親の意向に沿いました。

作業当日

作業当日、トラックに伐採道具を積んで、下見に見えた業者さんがやってきました。
そばで見ていても邪魔になるため、実際の作業はプロにお任せし、室内で声がかかったら出ていくことにします。
庭では手際よく、ちゃっちゃと抜根作業が始まりました。

抜いた木

抜根した家の木は、全部で5本でした。

  • ツバキ(椿) 1本
  • サンショウ(山椒) 1本
  • ジンチョウゲ(沈丁花) 1本
  • カイヅカイブキ(貝塚息吹) 2本

ツバキ

根っこまで全部抜いてもらう抜根では、根があった場所の土が沈んでデコボコの地表になります。
業者さんはあらかじめ持参した砂利石を引いて平らになるまで転圧作業を行い、抜いた穴を埋めてくれました。

所要時間と金額

作業をした業者さんは一名、所要時間は2時間ちょっと。
5本の灌木の抜根を依頼した金額は、5万円ちょっととなりました。

切った木の処分法

切ってもらった木は枝が広がって、かさばる上に結構な量になりました。
ゴミの日まで保管はできても、ゴミ捨て場まで運んでいくのが大変そうだったため、業者さんに引き取ってもらいました(別料金がかかりました)。

樹木のほかにも、木を支えていたポールが多数余りましたが、業者さんには木以外のものは持って行ってもらえません。
ポールは自分たちで処分することとなり、粗大ごみとして出しました。

支払方法

代金は後払いシステム。
作業当日に、業者さんに直接お支払いするのではなく、後日、申し込みをしたオリンピックに行って、精算します。
現金払いのみで、カードは不可でした。

もらった領収書はオリンピック名義で、実際に作業を行ってくれた業者の会社名ではありませんでした。
もちろん尋ねれば教えてもらえますが、形式的にはあくまで依頼者と間に立つホームセンターとの契約というスタイルになっています。

何か仕上がりに問題があった時には、業者さんにダイレクトに言うのではなく、依頼先のホームセンターを通じて連絡を取るという形になります。

メリット・デメリット

初めてこういった依頼を行ったので、比較対象がありませんでしたが、今回は業者を決めるまでが大変でした。
逆に、決めてからはほぼプロにお任せモードで、とてもスムーズにいきました。

ホームセンター提携の業者さんに依頼するメリットは、以下の通りです。

・ ご近所づきあいの煩わしさがない
・ ネットで複数業者の見積もりをかける必要がない
・ ホームセンターが窓口という安心感
・トラブルが起きた場合には間に立ってもらえる
・ 明朗会計

デメリットは…特に思いつきません。
「カード払いができなかったこと」くらいでしょうか?

まとめ

ちょっとした植木の剪定や枝落としなら、自力ですることもできますが、伐採や抜根ともなるとさすがに難しいですね。業者にお願いするのが一番です。

今回悩ましかったのは、業者の選び方でした。つてが全くない状態で探すことになり、いくつか候補を挙げた中で、ホームセンター経由での依頼に決めました。

日頃から、植木を買う時に利用しているお店なので、信頼感があり、結果的にはネットで業者探しをするよりも気持ちの上で楽でした。
「安心感」はアナログツールならではのメリットです。

安心感と確実な仕事と明朗会計、3つそろって満足!

ホームセンター経由でなければ、ネット上で探していたでしょう。ただ、星の数ほどあるネット上のサイトから一社に絞るのは大変なことで、希望に沿った業者を決めるまでにはさらに時間がかかっただろうと思います。

同じような状況の方の、植木関係の業者を探すときのご参考になれば、幸いです。

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